TESTA

(テスタ)

織を工夫して作るチェック柄

 今回のテスタのシャツ素材の打ち出しは、一つ目はスポーティーでファッショナブルなもの。クラシックなものを少し洗いをかける事で今までとは全く違うイメージにしている。
 ジーンズと一緒に洗うなど、同じ生地でも表情が変わってくる。
 「今は様々な客に対応していかなければならない。かっちりしたスーツにはクラシックシャツを。少し変わったスーツに合うのはカジュアルなシャツだ。」と様々な種類の必要性を語るデザイナー、ジャン ルカ。
そしてもう一つは、織を工夫してつくる「チェック柄」が注目を浴びそうだ。クラシックラインもチェック柄を中心に展開している。色の変化やダブルフェイスでの柄違いなどにもこだわっている。
 今シーズンはシャツのデザインを意識するような「袖」で作ったハンガーもおもしろい。イギリススタイルの折り曲げたカフスの展開もある。
 ジャン ルカ氏は、「今は、生地を作るための生地を考えてはいけない。お客様がインスピレーションを沸かせるために、より製品意識の強め、どういうシャツが作りたいかで生地を作っている。」と話す。
他にもコットンカシミヤのとてもタッチが繊細な上に洗う事ができる素材や、パッチワークプリントなどを新しく打ち出している。
ジャン ルカ氏の得意とする120/2の綿のダブルフェイスは、今回のプルミエル・ビジョンのテキスタイルアワード62社にノミネートされるなど、これから益々期待されるメーカーだ。