障害者のためのスーツを作る!

  『テーラーだからできること、テーラーにしか作れない洋服!』(京都)
 現在、東は東京、西は高知、奈良、大阪、姫路などから注文がある。価格はスーツ(上下)で13万円中心。仮縫い2回、3回のケースもあり、交通費は東京などの遠方では実費をもらう。「仮縫いをしても、なかなかうまく納まらない。出来上がればとても満足してもらえる。口コミ、紹介などで徐々に増えている。テーラーだからこそ提供できる洋服。お客様に喜んでいただいた時は、テーラーであることの、格別の充実感を味わうことができる」と田中輝彦氏は言う。
【主な特別仕様】 
 1)手先の不自由な方には、フロントボタンをマジックテープで取り外し出来るようにする。又はマグネットボタンも取り付けられる。
 2)杖で立った場合、前傾姿勢になり背中が撥ね、脇線がつり上がる。このため、肩は怒り肩に、肩幅は狭く、袖ぐりは浅く、後ろ丈を長く、前下がりは少なくした仕立てを。また、杖と衣服との接触部分も視野に入れ、脇下と下袖は別の素材を使用する事もある。
 3)座ったまま着脱しやすいように、背縫いにファスナー(コンシールファスナー)を付ける事も提案している。
 4)ズボンの脱着が用意にできるよう、サイドにファスナーを使用。
http://www.oatsuraetanaka.com/で参考に。